【集合修習終了】9月17日(水)で,約1ヶ月半の集合修習が終了しました。
和光に行くのも,
考試(いわゆる2回試験)のときと,
不合格発表(掲示板には,不合格者の番号しか発表されないからこのように表現されます)のときだけになりました。
あまり,感慨深さというものも感じることなく,和光を後にしました。
【日常生活】実家から通うと,往復3時間半くらいかかるので,和光のウィークリーマンションを借りました。
バス停まで2分という至近距離だったので,通勤は非常に楽でした。
ただし,お金は吹っ飛びました
【修習の内容】修習は,バスの混雑解消のため,早番と遅番とに分かれます。
早番のときは9時40分から16時30分まで,遅番の時は10時から16時50分までです。どちらも3限(6時間)の修習です。
拘束時間自体はそれほど長くないので,時間的には楽だと思います。
しかし,内容面は,想像を超えるハードさでした。
起案→講評,起案→講評の繰り返しで,その他課題が出るし,模擬裁判等もあるので,勉強不足を挽回する時間がなかなか取れません。
挽回できないまま,次々に起案をさせられ,満足に解答できないこともあり,非常にストレスを感じ,精神的に疲弊しました。
また,2回試験の不合格も他人事ではありません。
民事裁判の主張整理や,検察の犯罪の成否なんかは,最初でボタンを掛け違えると,一発でアウトということになりかねません。
小問対策を含め,残り2ヶ月間の選択型実務修習中に,何とか挽回したいと思っています。
これから集合修習に入る東京,大阪,さいたま以外の修習生は,勉強不足を挽回する機会がないから,非常に大変だと思います。
2回試験直前期は精神的におかしくなる人も出るようです。
ただ,起案の書き方については,慣れた状態で2回試験に臨めるから,その点では有利ですね。
【現在の修習制度の問題点】やはり,前期修習がないというのは,良くないと感じました。
集合修習の1ヶ月半で,従来の前期修習でやっていた内容と後期修習でやっていた内容を合わせてやるのですが,どう考えても十分な定着を図ることはできません。
本当は,修習前に白表紙を熟読し,実務修習中に行われる起案の復習を十分にやっておく必要があったのですが,なかなか一人でできるものではありません。
やっぱり,研修所でやる教育に代わりうるものを実務修習中にやっておくことは無理です。
インセンティブも働かないし…。
また,集合修習中は,時間がなさ過ぎて,教官や他の修習生との交流も満足にはできません。
この点,今の修習生は恵まれていないと感じます。
posted by Kimtomo at 12:38|
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